怖い…という感情
こんにちは
読み聞かせをしてもらっていた当時、ある場面になると
怖くて目を伏せてしまうお話がありました。
それは、マーシャ・ブラウンさんの
『三びきのやぎのがらがらどん』です。
今もとても人気のある絵本ですよね。
この本はノルウェーの昔話です。
北欧の絵本では度々 トロル が出てきますが、この本にも!
大人になった今見ると、なんてことのない絵に見えます。
が、当時はとっても恐ろしかったです。
それなのにこの絵本を好きだった理由は、
やぎの勇敢な姿を見たかったことと、
最後のぺージが与えてくれる安心感、そのギャップだったのかもしれません。
わざわざ絵本を読んで怖い思いをしなくてもいいじゃない?
と思いますよね。けれど、物語の中で「怖い」という感情を
味わうことは子どもにとって大事なことだと聞いたことがあります。
子どもって大人と違って物語の中にすっぽり
はいりこんでしまうんですよね。
だから、大人が想像する以上の感情移入で物語の世界を
楽しむのです。現実世界では味わえない経験も感情も
物語の中でなら味わうことができるのです。
だから、どの子も小さな時から 名作といわれる絵本 に
たくさん触れて親しんでほしいなぁと思うのです。